リリィ・シュシュのすべて

リリイ・シュシュのすべて 通常版 [DVD]
馬場で遊んでいたら、tearlessに遭遇。
映画鑑賞に誘われた。
観たのは『リリィ・シュシュのすべて』
ネット黎明期の雰囲気が濃厚に反映された映画だった。
まさかこんな形で懐かしさを味わわされるとは、思わなかったなぁ。
 
 
僕が始めてネットに触れたのは、ブロードバンドサービスが始まる前で、
当時はまだネット人口も少なく、コンテンツも弱かった。
当然のごとく、ユーザの娯楽は、もっぱらチャットや掲示板でのやり取りに集中していた。
サイト自体、趣味人が目的を持って運営していたものが多かったから、一つのサイトに同じ趣味を持つ人間が集まっていたし、
常連化する人も多かったみたいだ。
今よりも各サイトの指向性がずっと強くて、wwwとか銘打ちながら、その実は非常に閉鎖的な空間が多かっただったんだと思う。
その「秘密サークル」的なノリがとても魅力的で、僕は初めてウェブに繋いだ時、感動の余り、
何故か唾液が大量に分泌されたのだった!
(しまった!これじゃ変態だ!)
 
皆は初めてネットした時、どんな感想を抱いたんだろうか?
少し興味がある。
 
 
前述の通り魅了されてしまった僕は、小遣いを使って街のネットカフェへ時々通ったりした。
当時は1時間1200円くらいかかったから、とっても大変だった。
だけど、十分元は取れてたと思っている。
ドキドキしたし、何よりネット上の相手は誰もが謎めいて見え、奇妙な書き込みも多かった。
今見かけても、イタイと評価されるだけかも知れないものが、平然と散在してたっけなぁ。
 
そういう感じがとても懐かしくて、二人して「あったあったwww」を連呼していた。
リアルタイムで観ていたら、また違った感想を抱いたんだろうけれど。
 
 
最後に話がずれるけど、ヘタレ主人公な中学生がサークルの某後輩に見えてしまい、よくわからないヤキモキ感を感じた。
似すぎ。