ベルヴィル・ランデブー
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2005/08/03
- メディア: DVD
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あらすじ
戦後間もないフランス。
マダム・スーザは孫のシャンピオンに自転車の才能があると知り、彼をツール・ド・フランスに出場させる。
しかしレース中にシャンピオンは誘拐され、スーザは海を渡り、大都会「ベルヴィル」で孫を捜すのだった。
フランス産アニメという、やや珍しい一品。
やっと見れましたよ。
全編を通しても数えるほどしかセリフがないのが特徴で、表情や描写などのテクニックで補っているのが凄い。
祖母⇔孫の家族愛感動系だと思っていたのにちょっと、いや、だいぶ違った。
予想以上にシュールで、不思議な魅力を持った作品でした。
特にシャンピオン(孫)の変貌っぷりは凄い。
ぽっちゃりした大人しい坊やが、死んだ魚のような目を持つ自転車幽霊のような存在にw
ヴェルビルのキャラ達はかなりデフォルメが入っているのだけれど、「自転車選手」としてデフォルメされたシャンピオンはかなり恐ろしい体型になっておりますw
一瞬同一人物とは信じられなかった。
救出劇の最中においても、彼がなにをしてたかといえば「無言で自転車漕いでるだけ」という・・・w
再会したおばあちゃんにも反応しません。
最後の最後、グッとくるセリフはありましたケド。
あえてのセピア調とノスタルジックな音楽(ジャズ?)。
観て、聞いて楽しむタイプの映画です。
オススメ。
追記:
どんな存在として登場するかはあえて伏せますが、中盤に出てくるカエルがキモカワイ。
グロカワイイ。