九死に一生スペシャル
せっかくなのでグルグル巻いて登校。
明治通り(車道)を自転車で疾走する。
もちろん自転車に巻き込まれないように注意していたにもかかわらず、それは起こった。
ギュギュ!
Sanguine「んがんぐ」
あまりにも突然で状況が把握できなかったが、とりあえずマフラーが反乱を起こしたことは認識。
なんとか車道側に倒れることだけは回避した。
落ち着いて振り向いてみれば、マフラーの網目に、路上駐輪してあった自転車のブレーキが突き刺さっていた。
しかもその自転車、勢いで直立し、ガードレールに寄りかかっている始末。
筆舌に尽くしがたい絵である。
あわててマフラーを緩めていると、前方から歩いてきていたカップルの彼氏が自転車を降ろしてくれた。
イイ男だ。
彼女も惚れ直したことだろう。
そして、彼ら視点で見れば、物凄く面白い事故だったのだろう。
(頬が緩んでいた)
仮に車道に倒れて轢かれていたとすると、
横たわる被害者。
被害者の首には異様に長いマフラー。
そのマフラーによって繋がった、直立した自転車。
犯人は誰だ!
・・・ちょっと面白い。
知人諸氏には
「笑えないw」
「一週間に一度は死に掛けてない?」
等のありがたいお言葉を頂戴した。
・・・それにしても、母が僕の命を狙ってる気がしてならない。