合宿。

トンボがたくさん飛んでいて、試しに指を立ててみたらそこに留まった。
のん気な奴らだね。


昼間は主にサッカー等で一月分くらい汗を流す。


夜中、相変わらず眠れぬ僕は、酔い潰れて床についた面々を残し一人サッカー場まで散歩に出掛けてみた。

秋の虫が鳴く。
霧の向こうに浮かぶ名月は、色を失い銀色に丸く輝いている。


暗闇で視界の効かない中、それでも霧の存在感は圧倒的で、自分が飲み込まれて溶けてゆきそうな気分になった。




…えーと、ある程度格好をつけた普通の日記ってこんな感じかなぁ。


携帯いじりながら歩いていたら、方向感覚が狂ってびっくり。
真っ直ぐ歩いてたはずが、想定していた角度に対して90度ずれていた。
それに携帯の光りが眩し過ぎて、携帯だけが暗闇のなか浮かんでいるように見えたり。
周囲に視線をもどすと、いきなり目の前にゴールポストが浮かび上がる。
面白いね。